2007年度滋賀県立農業大学校の入学・入校式が12日、
嘉田由紀子県知事らを迎え開かれた。

今年度から、環境や農業経営に重点を置くため、
社会人らの就農希望者を受け入れる。
即戦力となる担い手を育成する「研修科」を「就農科」に改めるなど
教育内容の充実を図った。

式には、就農科9人をはじめ30人が出席した。

学校長が式辞を述べた後、
嘉田知事は「安全な食料の供給と担い手の育成が求められている中、
意欲あふれる人々に学んでもらえることをうれしく、心強く感じる」と激励した。

新入生を代表して中谷幸希さんが
「しっかり学び、これからの農業の発展のために努力します」と誓いを読み上げた。

就農科に入学した大津市の川中省二さん(62)は
「イチゴ栽培を学びたい」と抱負を語った。

日本農業新聞 産地便り 07-04-21